RICEの法則
2015.11.12 Thursday
”いざ”というときの方程式、「RICE(ライス)の法則」です! RICEの法則というのは、基本的な外傷に対する救急処置ですが、スポーツ事故(ねんざ、肉離れ、打撲など)に遭ってしまったときにも最初にとるべき処置として有効とされています。
「R・I・C・E」が意味するものは、事故などが起こってしまった時にとるべき行動を英語の単語に置き換え順番に並べたものです。
(R)・・・Rest 安静にする
まず安全な場所に移動して安静にし、患部を固定することにより内出血等を抑え、治癒を早くします。
(I)・・・Ice 冷却する
冷やすことにより、痛みや痙攣(けいれん)が軽減し、酸素の活性(発痛物質の遊離)が少なくなるので二次的損傷を減らします。
腫れを抑える、また血液の粘性が増し毛細血管の浸透性が低下することにより血流が減少します。
(C)・・・Compression 圧迫する
患部を圧迫することによって内出血と血腫の形成を軽減させます。
圧迫することで、組織間に浸出液が侵入することを防ぎ、逆に吸収を促進する効果があります。
(E)・・・Elevation 挙上する
患部を高く上げることにより、内出血を軽減させます。
患部を心臓より高く持ち上げることにより、静脈から心臓へ血液を戻しやすくなります。
以上、ご参考になれば幸いです(*^_^*)。