PNFコンディショニング
「PNFコンディショニング」とは、PNFという西洋医学的なリハビリテーションのテクニックをベースにし、東洋医学的な整体の手技や考え方も柔軟に取り入れて行う運動的療法です。
本来、人間の自然な動きは、身体の正中線に対して3次元的に、「対角」「らせん」の動きの中で行われることが理想とされています。
しかし、様々な内・外的な要因(生活環境)により身体に無理が起こると、骨に近い内側の小さな筋肉(インナー・マッスル)と皮膚に近い外側の大きい筋肉(アウター・マッスル)のバランスが崩れ始めます。
人間の体の動きは、この筋肉の協調がとれていないと、3次元的な「対角」「らせん」の動きが上手く出来なくなり、ケガや故障に繋がるといわれています(スポーツでも普段の生活でもこの理論は同じです)。
PNFコンディショニングでは、PNFパターン、軽い抵抗運動、身体の各関節に対して複合的な動きを与え(または動いて頂き)、整体の手技も取り入れ、身体の神経回路や感覚器(センサー)に刺激を与えて身体が動きやすくなるように整えていきます。
また、コンディショニングの中で用いる体重を掛けて行う整体の手技は、ゆっくりと体の芯まで届き、体の緊張感や疲労感を和らげます。
PNFというテクニックは、以前より身体のリハビリテーション分野において幅広く活用され、もとは脳卒中などの後遺症の機能回復訓練の一つの方法として行われていましたが、「身体運動パフォーマンスの向上効果」の高さゆえにスポーツ界でも多く取り入れられ、今日では一般の方への身体のコンディショニング向上にも大いに貢献しております。
PNF Conditioning とは、、、
Proprioceptive(固有受容性感覚器)
Neuromuscular(神経-筋)
Facilitation(促通)
Conditioning(コンディショニング)
の頭文字をとり、略したものです。