膝の施術について
2024.03.01 Friday
皆様、お疲れ様でございます。
今回は「膝関節」に対する施術の考え方について私が思う事をお伝え致します。
まず、膝のトラブルをザックリと「外傷によるもの」と「生活習慣からくるもの」に考えています。
最初に挙げた「外傷によるもの」であれば、ある一定期間は医師のもと治療や経過をみた方が良いかと思います。
次に「生活習慣からくるもの」に関しては当院でもよくある事なのでお伝え致します。
まず膝のトラブルをみる場合は必ず膝・股関節・足関節の3連関節をセットでみていきます。
膝は中間関節という関節で股関節(近位関節)と足関節(遠位関節)のバランスを取る様な働きをしています。
ですので膝が痛いからと言って、膝の治療ばかりしていても、股関節や足首の動きが悪かったり硬かったりすると膝関節に負担が掛ってきます。
私は膝関節の施術の際は足首と股関節の状態の確認とアプローチを同時に行います。
また膝の施術の際には反対側の肩関節も見るようにします。脚を動かす際には体の動きのバランスとして反対側の上半身の動きが必要になるからです。
体幹から脚が振り出される際に、これが有ると無いとでは効率が変わってきます。踵接地の際の衝撃も変わってくるでしょう。
なので一概に「膝の施術」と言っても膝以外の体幹部までみていく必要があるのではないかと思っています。
以上、参考になりましたら幸いですm(_ _)m。